「進取果敢」と「共感」— 渡辺茂治相談役・山本英昭直前会長が語る歩みと想い

歴代会長に聞く(渡辺相談役・山本直前会長)

25周年の節目にあたり、渡辺茂治相談役と山本英昭直前会長に想いと長岡YEGの歩みを伺いました。

ラーメン選手権復活についてのエピソード

Q. 渡辺相談役にお越しいただいてます。よろしくお願いします。まずは初めに長岡YEGは今年25周年を迎えました。ラーメン選手権復活についてのエピソードお聞かせください。

渡辺相談役(以後「渡辺」):3年間コロナ禍があって、ラーメン選手権にこだわりがあったというより、僕が会長を受ける前の年に長岡祭りが復活して、長岡祭りが開催するということは、(再び)長岡YEGもいろんなことに挑戦出来るかなと思って、そういった理由もあって「進取果敢」というスローガンができました。ご存じの通り、ラーメン選手権というのは長岡YEGの、年間のメイン事業でした。ですが第10回の大会がまだできてなかったこと。メイン事業がコロナ禍で行えないことは、メンバーもその事業をすることによって、成長する機会っていうのが多いと思うんですよね。そういう意味で、「for the next generation」ということで、メンバーの成長のためのスローガンを作り事業をやりたいなと思いました。

渡辺:3年間っていうと、初心にも書いたんですけど、入学した子供が 3年間何もないまま、卒業していくっていうような形になってるわけなんで、子供たちの思い出作りとしてなので職業観とか、就業感の育成っていうのもあるんですけど、子供たちと一緒に事業をやることによって、長岡の活性化、そんなことをするために、記念大会である10回目ラーメン選手権と重ねて、まあメンバーの成長、そして子供たちのこれからの成長そういった意味で、選手権というのを開催させていただきました。ただブランク期間があったんで、メンバーにはすごい迷惑を掛けるかなとも思ったんです。けれども、ラーメン選手権経験者もいる中で、また委員会が立ち上がって、メンバーもそうやって、成長できた事業だと思っているし、子供たちも思い出と、先々大人になった時に、YEGの大人たちにこういう事をさせてもらって、自分たちも成長して、次代の長岡で頑張ってるっていうようなのができて、よかったなと思っております。

Q. 山本直前会長は最初からラーメン選手権に携わってきたと思うんですけど、ラーメン選手権に対する想いはありますか。

山本直前(以後「山本」):私が(YEGに)入って1年目にラーメン選手権をやっている。未来事業化育成委員会だったかな、入会年度に入った 1年目がそこで、すぐに高校担当を持たされて、商業高校だったかな。生徒たちと一緒になって、活動できて、あれで青年部にはまったというか。事業自体はすごい大変なんですけど、大変なら大変なだけ一緒にやった仲間との絆が強くなるというか。そういう意味でもすごい印象に残ってて、大事な事業だと私は思っています。ただまあ、私の年度で辞めましたけど(笑)。

二人の絆について
(「絆」を紡ぐ)

渡辺:本当に入会以来、その先輩の絆を追っかけて、同年代の仲間と苦楽を共にして、後輩に刺激を受けながら、YEG活動してきました。で、山本直前とは年齢も一緒で、色々一緒に切磋琢磨して、委員長も確か同じ年度にやらせて頂いて、本当に良いことは良いこととして言ってくれるし、悪いことは悪いって言ってくれて。で、そうした中でも、なあなあの関係じゃなくて、これは年齢が一緒だから出来るのかもしれませんけど。いろんな意見をたまには ぶつけ合いながら、褒めるとこ褒めて、悪いことは、悪いこと、そんなこともお互い話し合いながらできる関係づくりというのを皆さんにもしてもらえるといいなと。そこの意味では絆というのは、僕はもう大事にしています。

Q. 渡辺会長から引き継いだ時の思いをお聞かせください。

山本:多分、(渡辺相談役とは)真逆な人間で、けどお互い考えが違うからといって、相容れないわけじゃなくて、お互いの考え方を尊重できるけど、考え方は相談役とは全然違う、と思っていて。だから、引き継ぐというよりも、自分の好きなことをやらせてもらった。それを受け入れてくれるのが。相談役の人柄だと俺は思っていて、そうわかってたんで。非常に楽に楽しく、自分の思う通りにやらせていただいて。1回もそれダメだよって言われたことはなかった。

山本:普通だったら直前会長だったらね。やっぱり苦言の 1つや 2つ多分言いたくなるんだろうけども。 渡辺茂治っていう男はね。「いいんじゃないの」っていう。何を言っても、うん。そこはなんか、信頼関係なのかな。そういう風に俺もなんか言われるとも思ってないけども、実際本当に何も言わないで、自分の思う 1年を突っ走らせていただいた、走り抜けさせていただいた。それはね、本当に感謝しているし、自分の年度っていうのは、渡辺茂治がいなかったらできなかったなと。なんか言われたらね、やりたいこと出来なかったと思うし。まあやったかもしれないけど(笑)。

各プロジェクトについての想い

山本:元々プロジェクト委員会にも自分が所属していたっていうのもあったんですけど、そもそもプロジェクトって、日本でもね、長岡YEGだけの制度で、要は会員メンバーが自由な発想を持って、事業を立ち上げることができる。定額の予算でね。それは結構、取材を受けたこともありました。どうやってやってるんですか ?みたいな。

山本:で、今までだと 50,000円以上だと(50,000円以上のプロジェクトは役員会の承認が必要)神輿とかね。そういうのをプロジェクトであげてやってたりして。けど何でプロジェクトがあるかって言ったら、自由な発想で。 会長や執行部が決めた以外のことをできる。さらにそれを次年度に、例会事業として大きく予算を作って出来るように、そういうすごい、いいシステムで私はそれがすごい好きだったんです。

山本:田中康雄さん(20代会長)の年度の時、コロナの真っただ中で、私は副会長をやらせていただいてたので、康雄さんの言葉を覚えているんだけども、プロジェクトを利用して小さい分散型の交流、大人数で集まるとできないから、このプロジェクトを利用して。みんなで定額の予算で。大勢で集まれない分、少人数だったら許されるっていう時があって。そこがスタートでね。今そっからプロジェクトがガラッと変わったんですよね。先人たちのプロジェクトを作った思いもね、あるんだけども、それもまた素晴らしいことで、それが根付いて今続いているんで、私は両立で考えてやってたんですね。

踊るナイトマーケット

山本:それで嬉しかったのが自分が(会長の時に)プロジェクトとして上がったナイトマーケットが、今年、丸山会長の時に例会事業として上がってくれて、さらに趣味やそういう中でも、交流の場としても、プロジェクトが、自由な発想でやってもらってるっていうのがすごい私の中では嬉しくて。けど、意味が分からない、プロジェクトって何ぞや?って人達も多分いると思うので、いい機会なんで、やっぱり、そういうのも知っていただいて。昔からのものも大事にしながら、変化に対応していくっていうのが。 青年部のいいところであり、プロジェクトはその最たる例なのかなと私は思っています。

フットサルプロジェクト

フットサルプロジェクト

釣りプロジェクト

釣りプロジェクト

古民家体験プロジェクト

古民家体験プロジェクト

ビデオゲーム体験交流プロジェクト

ビデオゲーム体験交流プロジェクト

サバゲープロジェクト

サバゲープロジェクト

️健康麻雀プロジェクト

️健康麻雀プロジェクト

ボウリングプロジェクト

ボウリングプロジェクト

献血プロジェクト

献血プロジェクト

ゴルフプロジェクト

ゴルフプロジェクト

与板★BBQビール園🍺大交流会プロジェクト

与板★BBQビール園🍺大交流会プロジェクト

※元々プロジェクトの制度とは次年度以降例会に昇華させるため、お試しの様な形で事業を行う前提で作られたものです。 それがコロナ禍の際に少人数で共通の趣味を持つ者が集まれる交流の場として変化していきました。前者も後者も良い取り組みと思いますので、今後も継続していきたいものです。

次世代の方々へ向けて

Q.長岡商工会議所青年部に入ったメリット・良かったこと(若者に向けて)

渡辺:「交流と研鑽」とよく言われますけど、30代とか若い方も含め多くの方と知り合えて、交流できるっていうのは、すごい財産だと思ってます。あとYEG活動を通じてお仕事とかいろんなことで、本当に人として磨かれたかなと思ってるので、この活動は大事だなと思っております。

山本:ほぼ私も一緒なんですけど、本当に大勢の仲間と知り合えたというか、仲間が本当に作れたというか。前も言ったんだけど、私はYEG入って人生変わったなあと思ってて、もし入ってなかったら、ここにいる人たちと誰 1人も知り合っていないような気がして。自分の今の人間関係を考えたら、まあ 99パーセントが YEGで知り合った人達と、お酒飲むのも。ゴルフするのも釣りするのも、なにかしら繋がりを持たせてもらってて、困ったことがあれば、 300社いるわけなんでね。

山本:必ず誰かが何かを助けてくれるっていう。自分の困ったこととか、相談も乗ってもらえるし。本当に自分の人生が変わったなと。今入ってなかったら想像つかない。何してたか。誰と遊んでて、誰と仕事して、何をしてたか想像がつかない。だから、自分の中では本当に入ってよかった。と思っています。

総評

インタビュー中、お二人の固い絆について、照れくさそうに話をされていたことが印象的でした。お二人のお話にもありましたが、事業に参加して一生懸命に活動したからこその信頼関係・絆なのだと思います。

プロジェクトについてのお話もありました。この記事をご覧になった会員の方で是非やってみたいプロジェクトがあれば、プロジェクト企画審査委員会に相談してみてはいかがでしょうか。